ele_eel's diary

プログラムの事を少しと、デジタル系買物記。

T-01C REGZA Phone ソフトウェアアップデートのその後

1月31日にEdyアプリの提供、2月1日にspモードメールの更新、2月3日にソフトウェアアップデート、そして今日iDアプリの提供と、このところ次々とサービスが提供されています。今のところおさいふケータイは利用していないので、spモードとソフトウェアアップデートについて。

spモードメールがWiFiで利用可能に

とうとうWiFi解禁となりました。当日はちょうど提供されてすぐ、たぶん9時くらいに見つけたので即アップデートしました。一度3G回線でWiFi用のパスを設定し、アプリにそれを登録すれば利用可能となりました。やけにあっけないですね。で、気になる点は

  • 認証がパスだけでセキュリティ的には大丈夫なのか
  • 「マイアドレス」って?
  • スリープ復帰後のWiFi接続がうまく行かない場合は?

こんなところでしょうか。

「マイアドレス」とは自分のメールアドレスなんですが、spモードメールアプリを終了するとリセットされて、3G回線で取得し直さなければなりません。このような仕様にするということは「マイアドレス」を認証のために送信していると考えてよいですよねぇ。
Androidマーケットでの評価はさんざんな感じですが、その中でメールが遅延するケースがあるそうです。これはソフトウェアの問題ではなくて、サーバ側の不具合ではないでしょうか。ただ、自分の場合は遅延することもないです。

ソフトウェアップデートについて

実は当日になって公開されているのを知りました。修正内容が公式では「赤外線に関すること」のみという、何とも信じられないものになっていました。とりあえず入れてしまえ、ということですぐにインストールしました。すると、

  • 空きメモリが倍以上に。無駄なタスクをkillした後のメモリが約100MB → 210MB。どうなってんの
  • 満充電後に普通に使っていても、みるみるバッテリーが減るようになった
  • 全体的に軽くなった感じがしないでもない
  • ATOKもアップデートされて、文字入力が爆速になった

どう考えても赤外線関連だけじゃないだろ!と言いたいところですが、メモリが解放された一方、バッテリーの減り方がものすごいことになっています。

Dalvik Debug Monitorで観察

Dalvik Debug Monitorというツールが Android SDK にあります。これでスクリーンショットを撮ることができますが、本来はその名のとおりデバッグ用のツールです。Androidのシステムが吐き出すログをリアルタイムで見ることができます。スリープ中もモニターすることができます。バッテリーの事やspモードメールの件も気になったので、ちょっと観察してみました。

さらっと見た結果ですが、やはりスリープ中でもWiFi接続しているようです。バックグラウンドでデータをやり取りしているようなアプリをインストールしていると、常にWiFiを接続しようと試みています。

//ログの抜粋

02-08 00:**:**.***: INFO/BacklightManagerService(1082): ScreenOffReceiver
02-08 00:**:**.***: WARN/BackupManagerService(1082): dataChanged but no participant pkg='com.android.providers.settings' uid=10146
//ここでスリープ
02-08 00:**:**.***: DEBUG/WifiService(1082): ACTION_SCREEN_OFF
02-08 00:**:**.***: DEBUG/WifiService(1082): setting ACTION_DEVICE_IDLE timer for 900000ms

(省略)

//WiFi接続
02-08 00:**:**.***: VERBOSE/WifiStateTracker(1082): New network state is CONNECTED
02-08 00:**:**.***: VERBOSE/WifiStateTracker(1082): Static IP configuration succeeded
02-08 00:**:**.***: DEBUG/NetworkStateTracker(1082): setDetailed state, old =AUTHENTICATING and new state=CONNECTED
//スタティックなIPで接続...
02-08 00:**:**.***: VERBOSE/WifiStateTracker(1082): IP configuration: ipaddr 192.168.0.* gateway 192.168.0.* netmask 255.255.255.0 dns1 8.8.8.8 dns2 8.8.4.4 DHCP server 192.168.0.* lease 86400 seconds

(省略)

//裏で通信していそうなタスク
02-08 00:**:**.***: DEBUG/ActivityManager(1082): Uninstalling process **.*****.*****
02-08 00:**:**.***: DEBUG/******Receiver(28155): onReceive
02-08 00:**:**.***: INFO/******(28146): AutoSync help is available, autoSync = false

まずそうな箇所は伏字にしています。
これを見てアンインストールしたアプリはDropboxです。裏で通信しているみたいだし、SwiFTP を使い始めてから、ファイル共有系サービスは必要なくなりました。

ここでもう一つわかったのは、WiFiをOFFにしておけば接続していないようです。バッテリーを消耗したくない場合は、WiFiは必ずOFFにしておきましょう。もちろんAuto Syncなものも全てOFFに。


それにしてもDalvik Debug Monitorは見ているだけで面白いです。システムログ自体は本体にありますので、そのログを見れるようなアプリもあります。Android System Info はその他の情報も見れるのでおすすめ。

※スリープ時のWiFiについて、USBで接続しているため給電状態の場合です。充電していない場合や、3Gについては今のところ不明。